スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【小遣いで買った「さくら饅頭」】

春休みになった日の話です。
私は4年生の担任をしていました。

学校の近所の総菜屋さんに、昼食を買いに出かけようとしたら、
4年生の教え子2人がお弁当を持ってきて、
校庭のベンチで食べていました。

その日はとてもいい天気だったので、

「春だねぇ!」

と世間話を少ししました。
私はそのまま昼食を買いに行き、
学校へ戻りました。

昼食は、その日職員室にいた職員全員で食べていました。
一人の職員が食べ終え、廊下に出た時、
ビニール袋に包まれた箱がおいてあることに気付きました。

「なんかあるよ…」

と袋を手に取るとそこには、

————————————–
一年間ありがとうございました。
先生方で食べてください。
A子 B子
————————————–

と書いてあるメモがありました。

A子、B子は、さっきまでベンチで
お弁当を食べていた子たちです。

箱を開けると中には、春を思わせるおいしそうなさくら饅頭が入っていました。

「あら、いい子じゃない!」

「すばらしい子だね!」

などとお褒めの言葉をいただきましたが、
そのとき私は、嬉しかった反面、
一度家へもどり、親からお金をもらって買ってきたのでは…と思っていました。

そこで私はお礼ため、
2人の家に電話をしてみたところ、
2人の親もその事実を知らず、

「そうなんですかぁ? 知りませんよ。
2人が自分たちで考えてしたんじゃないですかね!」

と。

私はそれを聞いて感動してしまい、
電話越しに涙が出てきました。

4年生の子ども2人が自分で考えて、
行動できたことに正直驚きです。

私は特別優れた教育ができる教員ではないと思っています。
しかし最後の最後で、こんなことができる子どもが
自分のクラスにいたことに、驚きと、少し自慢したい気持ちでいっぱいになりました。

饅頭の値段は500円くらいです。
2人で割って250円です。

大人にとってみれば250円くらいなんともない額ですが、
4年生の子どもにとって見れば高額だと思います。
限られたお小遣いの中から、二人で話し合い買ったのでしょう。

今日、ゲームやカードなどにお金をつぎ込む子がたくさんいます。
自分の欲のためにお金を使い、時には使い過ぎてしまうこともあります。

私を含め大人もそうですが、
自分のお金は自分のために使うものだと思っています。

学校では「無駄遣いはするな」とは教えますが、
「人のために使え」とはなかなか教えません。

「近頃の若いやつらは…」と大人がよく口にしますが、
このような子が将来大人になって、
日本を引っ張ってくれれば、
とってもいい国になると思いました。


※最近の子どもは・・・と言う親がいますが

子ども達は親の背中を見て育っています。

子どもは本来、みんな素直なはず。

今、一番しっかりしなければならないのは親です。

背中を見せられるような親になりましょう。


スポンサーサイト
コメント

頑張ります。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hayato

Author:hayato
那須塩原市で防災・防犯の会社を経営しております。安心・安全・信頼を通して地域のお役に立てる会社にしようと奮闘中です。少しでも皆様のお役に立てる情報が流せたらと考えております。

カテゴリー
ブログ内検索
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。