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“記号的”な人生を“象徴的”にぶち壊す

“記号的”な人生を“象徴的”にぶち壊すんだ BY 村上春樹

「記号」と「象徴」を簡単に説明すると、記号はA=Bは、
B=Aであるというように「=(イコール)」で括れますが、
象徴はAはBを表しているが、BはAではないというように「=」で括れません。

自殺未遂をするくらいに思い悩んで、そこから“抜ける”
ような感覚を体験したとき、「生まれ変わったかのような気持ち」と
言うときがあります。それは「死ぬような状況」をくぐり抜けたからこそ
言える表現です。つまり、生まれ変わるためには、
人は死ななければならないのです。

でも、記号的に本当に死んでしまったら生まれ変わるのか
どうかわからないので、あくまで“象徴的”に死を体験しなければ
ならないのです。それが「自分と正面から向き合う」ことであると僕は考えています。

自分を惨めに思い、他人に迷惑をかけてばかりだから
死んだ方がマシだと死にたがる人は結構多い。
そして、周囲は「頑張れ」「生きることはすばらしい」と
なんとか立ち直らせようと励ましてくれるのですが、そう思いたくても
思えない自分がいるから悩んでいるので、バカにされたかのような、
自分のことをやっぱり理解してくれないとさらにふさぎ込んでしまうのです。

今の自分を良くしたい、変えたいと、今の不満を打ち壊すべく努力し耐えていきます。
でも、自分がいくら頑張っても周囲はそれを認めてはくれない。
相変わらず「頑張れ」と言う…。

生きても地獄、死んでも地獄、どうしようもなく
死を望みながら生きて、「もし~だったら」
「もし~であれば」と仮想世界にしがみつくしかなくなるのです。
だから「どうしようもない=自分」という“記号”を“象徴的な死”
によってぶち壊す必要があるのです。

何があれば、その“記号”を“象徴的”に壊すことができるのか?
それは「こんなはずじゃなかった」の“こんなはず”を
なくしてしまうこと。

人には人生の“節目”というべき、それまでの
“生き方のパターン”を変えなければならない時が
必ずあります。そして、それまで自分を成立させてきた
“それまで”という“記号”がその節にまったく通用しなくなることがあるのです。

だから、そんな自分を“象徴的”に壊してみる。
今まで生きてきた人生観や世界観を改変する
「恐怖」を呑みこむ「勇気」。

何も、自分の正しさを証明する行動だけが勇気ではありません。
ケンカした後に「ありがとう」「ごめんなさい」「すきです」
…何でもないときは言えるのにかしこまる
と言えない…そんな心の構えを取り払うのも「勇気」。
必死になってしがみ付いて、吹き飛ばされないように堪えてきたものから、
パっと手を離してみるのも「勇気」なのです。

そのまま吹き飛ばされたっていい、でもそれは自棄(やけ)に
なっているのではありません、「流れに身をまかせる」ということ。 
そうすることで自分が行くべき“流れ”が見えてくるときがあります。
自分がこだわっているものをもう一度見つめなおし、
はたしてそれが必要であるか考える。

今までの自分を蹴飛ばし殺す…嫌悪している自己から
目を離すのではなく、凝視して叩き壊すこと。ある意味、自己嫌悪による
「肉体的な自殺」よりも苦しい、自己否定による「精神的な自殺」。

自分の中にある“何か”を殺す。 それは“頑固な自分”かもしれませんし、
“真面目な自分”なのかもしれません、もしかしたら自分として生きる上で
“必要不可欠だったもの”かもしれません。
でも、それを取り払った先には、きっとその“記号”を
必要としない自由な実存在が残るはずです。
人が真に活き活きと「生まれ変わった」と思うためには、
象徴的”死”を成就させなければならないようです。

参:道で仏(自分)に逢えば、仏(自分)を殺せ!

奥が深い話しですが、すごく大切なことです。
今の自分を否定しているならば、”何か”を変える必要があります。
今持ってる自分の”プライド”を捨てる事が出来るのならば
何かが見えてくるはずです。

何かを得るためには、何かを捨てなくてはならない。
でも捨てることで何かが見えてきます。


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Author:hayato
那須塩原市で防災・防犯の会社を経営しております。安心・安全・信頼を通して地域のお役に立てる会社にしようと奮闘中です。少しでも皆様のお役に立てる情報が流せたらと考えております。

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